2005

・新生アトレティコの陣容が明らかに(5/5) 移籍期間が終了し、大幅にメンバーが入れ替わったアトレティコが新たな陣容でスタートを切った。 若手中心の守備陣は昨季より若干スケールダウンした感が否めないが、ミリトを中心によくまとまっている。中盤の底ではエルゲラが着実に相手の攻撃の芽を摘み、シャビが高精度のパスで攻撃を組み立てる。左で待つのはブラジル代表ゼ・ロベルト。緩急を使ったドリブルと正確なクロスで得点機を演出する。右のルイス・ガルシアは一気にサイドを駆け上がり強力な左足でゴールを狙う。そして中央ではテベスとフェルナンド・トーレスのコンビが待ち構える。スピードと強さを兼ね備えた2人の若きストライカーに相手ＤＦは手を焼くことになるだろう。 昨シーズンは不本意な成績に終わったアトレティコ。新戦力に大きな期待がかかる。

・プレーオフ進出ならず（2/25） アトレティコは先日行われたリーグ戦後半で1勝4敗と大きく負け越し、6位でリーグ戦を終えた。 これによりプレーオフ進出を逃すことになり事務局杯にまわったがそこでも4チーム中3位と振るわなかった。 プレーオフ進出に向け背水の陣で臨んだ初戦のミラン戦で惜敗したアトレティコはその後もモチベーションの低下に歯止めをかけることが出来ずまさかの3連敗。 前半戦1人気を吐いていたＦ・トーレスも後半戦は不発だった。最終戦で代わりに先発したイブラヒモビッチが1試合4得点と大爆発したのが唯一の明るい話題だが来季の放出が決定的になっておりフロントの手腕を疑問視する声が上がっている。

backnumber　 2004