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2004
・カップ戦速報(11/25)
11月25日、A。リーグカップが開催された。アトレティコは決勝でインテルに2−6という大差で破れ準優勝に終わった。
初タイトルに意欲を燃やすアトレティコは予選リーグ初戦、2戦目ともに安定した試合運びで快勝し早々と決勝トーナメント進出を決めたが、その後はタイトルを意識したのか凡戦に終始した。
それでもなんとか進んだ決勝戦では守備的な布陣で臨んだがインテルの鋭いカウンターでラインの裏を簡単にとられ失点を繰り返した。
ホイ会長は「コンディションが良くなかった」と選手たちに多少の同情は見せたものの「決勝という大舞台で恥ずかしい姿を見せてしまった。非常に情けない気持ちだ」とチームの不甲斐ない戦いぶりに怒りを露にした。
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・カギを握る急造サイドバック(11/13)
いよいよ1週間後に迫ったA。リーグカップ。リーグ前半戦、得点力不足が目立ったアトレティコはサイドアタックの強化に取り組んでいる。
攻撃の幅を広げる為、右にパサータイプのフィオーレ、左にドリブラーのビセンテとプレースタイルの異なるサイドアタッカーを配置。サイドバックのポジションにはサリハミジッチとリマが入ることになりそうだ。
MFが本職のこの両サイドバックがしっかりと役割を果たせるかどうかがカップ戦、後半戦のカギだ。サリハミジッチはリーグ前半戦もサイドバックとして起用され積極的な攻め上がりで目を引いていた。一方のリマはボランチの控えとして前半戦終了後に加入。しかしそのユーティリティ性を活かしてサイドバックのレギュラーポジションを勝ち取った。
優れたテクニックを持つ2人だけに攻撃への貢献は計算できるものの、守備面に課題があると言われている。しかし幸谷監督は「2人とも経験豊富で周囲との連携もしっかり取れている。守備面でも大きな破綻はありえない」と自信を覗かせている。
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・アトレティコがテベス、パブロ・イバニェスに関心(10/29)
アトレティコ・マドリーは来季の市場獲得候補にカルロス・テベス、パブロ・イバニェスの名前を挙げた。2人はそれぞれアルゼンチン、スペインの将来を背負うと期待されている若手選手。
テベスは身長は低いが当たりに強く、抜群のキープ力が魅力で、スピード、テクニック、強靭な精神力も合わせ持つ。「ディエゴ・マラドーナの再来」と言われるほどの逸材だ。
パブロは先日スペイン代表にも召集されたスペイン期待のセンターバック。192センチの長身と強靭なバネを活かし、空中戦に絶対の自信を持つ。
アトレティコの未来の攻守の中心となる可能性を持った2人だけに今後の動向が注目される。
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・市場獲得期間終了(10/24)
A。リーグ第2回市場獲得期間が24日終了した。
カップ戦、後半戦に向け各チームが選手補強する中、アトレティコ・マドリーは最も積極的な補強を行った。
事務局によって定められた規定の30Gを全て使ってバラハ、フィオーレ、リマ、ジェペスを獲得した。
この市場獲得期間の直前にアトレティコはミラン、ラツィオとのトレードを行い、やや守備陣が手薄になった為、その穴を埋めるべくこのような積極補強に乗り出した。
4人とも実力・経験ともに文句のつけようがなく、間違いなくチーム力は上がったと言えるだろう。バラハ、フィオーレ、リマはすでにレギュラーポジションをほぼ手中にしており、ジェペスも練習では非常に安定した守備を見せている。
前半戦は若手主体で臨み、不安定な戦いぶりを見せていたアトレティコだがベテラン・中堅の活躍で後半戦は巻き返すことができるだろうか。
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